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ロワール河流域 (2013)

2013年ヴィンテージは生産者たちにとっては管理の難しいヴィンテージになりましたが最終的に出来上がったワインの品質は約束されています。このヴィンテージの悪天候はアンジュー・ソミュール、中央フランス、ナント地区で大きな影響を与えました。

ブドウ畑、とりわけヴーヴレイでは7月17日に鶏や鳩の卵程の雹が降ったことから2200haの3分の2がダメージを受ける等、生産者たちは深刻な被害に遭います。いくつかの区画では雹が降った事から2014年の収穫が出来なくなったブドウもありました。それでは2013年の本筋に戻りましょう。

2012年のロワール地方の冬も他のフランスの地方同様寒くて長い、更には雨の多い天候に見舞われます。この2つの指標は過去10年の平均値を大きく上回りました。この気候からブドウの生育は始まらず4月9日になるまで最初の発芽が観測されていません。 ソミュール・シャンピニーは4月29日に下りた霜によって黒菌病が出現します。涼しく雨と雹が降る2013年の春は7月まで続き、開花は7月2日になってようやく見られました。7月と8月は晴れやかでシュナン・ブラン、カベルネ・フランのヴェレゾンは8月20日あたりから始まります。

カベルネ・フランで10月15日から、シュナン・ブランで10月第一週と遅い収穫が行われました。この悪天候から潜在アルコール度数は低いブドウが多く見られ、選果作業が必須になりましたが、最終的に選果を怠らなかった生産者のものは共通して芳香性の高く繊細なロワールらしい良いワインが出来上がりました。

[参照元: www.vin-vigne.com]